目指してるのか?サブスリー 酒とジョグとカメラの日々

57歳サラリーマンのマラソン練習と飲酒とカメラの記録

第16回秩父往還雁坂峠越え142km走 完走記 その2 

 雁坂小屋滞在は、おかゆを二杯いただいただけだし、その間に水も補給していただけたので、5分弱くらい。
 埼玉側の下りは、巻き道なので右側は切り立った崖の場所が多い。トレランが得意な人は走るようだが、自分は安全第一で、ゆっくり下る。 5回目にして、初めて木の枝のストックを使ったが、これは下りでもなかなかいいですよ。
 平らなところはあまり使わないけれど、段差があるところは、ドスンという衝撃を和らげられるので、膝と太ももにやさしい。 そして、急な下りでどろどろ滑るところはそれなりにブレーキをかけられる。 
 「そういえばハセツネとかTJARなんかでも選手はトレランポール使ってたっけな 今度、買ってみっかな でも 雁坂は142kmのうちトレイルは13kmくらいだから残りは邪魔になっちゃうな 
 「軽さは正義」「使わないものは悪」だから木の枝でいいか」 なんて、どうでもいいことを思いながら、ひたすら下る。後ろから気配がすれば、速攻で道をゆずる。 
 そうこうするうちに、コンビニビニールかっぱのお兄ちゃんに追いつく。 よく見ると泥だらけ。 確かに今回は滑るよなぁ・・なんて思っていたら目の前で、崖側に足を踏み外す。 お兄ちゃんもびっくりだろうけど、あたしもびっくりですよ(>_<) 
 「あわてなくていいから、崖側じゃなくて、自分が脚を置く場所だけ集中すれば大丈夫だよ」 なんて、安全な場所で追い越しながら、余計なお節介。 
 真ん中より後ろを走っているので、先行者の通過により路面はだいぶ荒れてきているので、とにかく慎重に下る。いつの間にか、雨が上がり日が差してきている。危険な場所もほぼクリアしていたので、カメラを取り出す。
  ss-CIMG2122.jpg
 右手の下に国道が見える。最後の難所の一枚岩には橋が架かっていた。これであとは、国道に降りるだけと思っていると、登山口のあたりにいた人から「蜂がいるぞ! 気をつけろ!」と声がかかる。「ん?」と思っていると、先行していた女性ランナーが悲鳴を上げる。びっくりしてそちらを見ると10匹以上の蜂が女性の回りを飛び回っている。女性ランナーは悲鳴を上げながら、しゃがみ込んだかと思ったら、ものすごいスピードで走り出す というか逃げ出す。 蜂がいるのはわかったが、いつまでもジッとしているわけにも行かず、出来るだけ急いで蜂の巣があるあたりの樹の脇を通過する。 
 と、2,3匹の蜂に、首から頭のまわりにまとわりつかれる。手袋をしていた手で払いのけながら、必死で進むが、耳元から蜂の羽音が消えない。国道に降りて、払いのけ続けながら、一気に走り出す。30mほどを全力で走梨、何とか振り切る。 ホッとしながらCP3に近づくと、青空の下、橋の向こうに応援のA隊長の姿が見える。

 CP3扇屋山荘には14:57(設定14:47)に到着。設定より10分遅れ、この到着時間はこれまでで一番遅い。
T代表のカレー(ハーフ)をいただきながら、回りを見ると、蜂に刺された人が治療待ちで列を作っていた。話しを聞くと、キャップをかぶらないサンバイザーの人たちのほとんどが頭部を刺されたらしい。 自分は、首筋を直射日光から守るシェードがついたキャップをかぶっていたので、刺されずにすんだのだろう。
 このキャップは、東京から仙台に戻るときに、中学同級生達からプレゼントしてもらったもの。 思わぬところで大活躍。一名の方が、シートに横たわり背中を氷で冷やしてもらっていた。カレーを食べ、A隊長たちに応援のお礼を言う。A隊長は、本当は雁坂峠に登るのが目的だったようで、こんな天気になるなら登ればよかったとしきりに繰り返す。相変わらず、わかりやすい人(笑) 
 そんなA隊長に、次のCPに移動するなら、旧道をいくとかつての栃本集落が見られていいかもよ、おらは7キロくらい先の秩父湖でアイスを食べるつもりと伝え、10分ほどでピットアウト。
 旧道に入るところでトイレを済ませ、顔を洗い、坂道を歩き出す。とにかく登りは早歩き。
 2,3人を追い越して、道が平坦になったところから走り出す。峠からの下りをゆっくり進んだせいか、設定よりは遅れているが脚はまだまだ、残っている感じ。
 ぐちゃぐちゃになったシューズ、濡れたソックスが気持ち悪いが、タビオの5本指トレラン用ソックスのおかげか、ふやけた足で50km以上進んでいるが、今のところ、肉刺の心配はない。
 秩父湖手前のトンネルが改修され、売店までの道がわかりやすくなった。 売店ではクーリッシュとかち割りグレープフルーツアイスをお店のおじさんから購入し、自販機でグレープフルーツジュースを購入。グレープフルーツが疲労回復によいらしいという記事を読んでから、よく飲むようになった。自分もわかりやすい人間である。
 地面にしゃがみ込み、いったんシューズを脱いで、中のゴミなどを払う。もう一度、はき直そうとすると足がむくんでいるのかなかなか入らない。シューレースをゆるめようとするが 濡れているのと、アディゼロジャパンは購入したときのままなので、穴の上からシューレースを通すオーバーラップのままなので、ゆるませるのに一苦労。
 何とかはき直して、クーリッシュを食べながら前進開始。大滝支所あたりまでは下りが続くので、走り続ける。タイムオーバーとなった2011年は下りも走ることが出来なかったことを思い出す。
 橋を渡り、大滝支所をすぎてからは、ほぼ平坦になる。一番、足がきついところなので、ここは100歩歩いたら200歩進む パターンを繰り返す。 大江戸ナイトランに参加したときに教わった30歩走法の応用編? 歩数を数えることに集中していると、走りにも集中できる感じ。 いつもは遠い大滝温泉道の駅にも思ったより早く到着。
 今年は白牛乳が売り切れることもなく、無事にありつけた。売店の奥からおばちゃんが出てきて、「ゴミ箱はお店の中にあるからね」と声をかけてくれる。
 飲み干した牛乳パックを持って店内に入ると、手を差し出してゴミを受け取り、「気をつけて行くんだよ、頑張ってね」と一言。 あぁ、うれしいなぁと思いながら、お礼を言ってCP4を目指す。
 曇り空のせいか、また、16時をだいぶ回っているので、あたりは薄暗い。CP4についたら、ライト点灯だな、なんて思いながら前を目指す。

 CP4大達原バス停(67.5km)には17:05到着(設定17:07) 少しは遅れを取り戻した感じ。
 到着タイムコールのあと、おそばをいただき、コーラを飲む。2度目のガスター10を投入 ついでにアミノ酸。 ハンドライトを取り出し、背中の赤色点滅灯のスイッチを入れ、100円均一で買った反射テープ付きのたすきを掛ける。 トイレで、消炎剤を太ももに塗る。
 ここからCP5までが一番苦手な区間距離も17.5kmと比較的長く、夜にかかって景色も見えなくなり単調なのだ。
 まずは、三峰口先の荒川水産商店で白牛乳を飲むことを楽しみに、ハンドライトで足下を照らしながら前進開始。ここからも下りは走り、平地は100歩200歩走法?で進む。
 荒川水産商店には、数名の先行ランナーがいて、思い思いにアイスを購入していた。自分はまずは、一個だけ残っていた白牛乳をとり、次にアイス 先行ランナーのソルティライチもおいしそうだったが、走りながらでも食べやすいパピコをお買い上げ。 精算を済ませ、白牛乳を飲みながら、玄米ブランを食べ、パワージェルを投入。手持ちの補給食もどんどん消費しなければただの無駄な荷物 「軽さは正義! 重さは悪!」なのだ。
 濡れていたシューズもいつの間にか乾き、徐々に足裏に熱がこもってきた感じがする。
 ひたすら、100歩数えて歩き、200歩走る。
 外はすでに日が落ちて、あたりは真っ暗 頭の中には、フラワーカンパニーズの「落ち葉」のさびのフレーズ「今夜、僕は なにも見えない、なにも見えない」が果てしなく繰り返される。 そうだよなぁ この1ヶ月ひたすら聴いてるもんなぁ 頭にもすり込まれますよ。このあたりは2名の若手ランナーに追いついたり、離されたりを繰り返していた。
 武州日野駅でトイレを借りて、消炎剤を塗り、顔を洗う。踏切を渡ると、久しぶりのコンビニが見えてくる。
 なんか飲もうかなぁと思い近づいていくと、リアゲートを開けた車が一台。男女お二人の私設エイド。
 女性から、よかったら塩飴どうぞといわれ、素直にいただく。男性がクーラーボックスを開きながら、ぶどうとプラムもありますよ と声をかけてくれる。 「うわっ うれしいなぁ!」と思わず声が出る。巨峰一粒とプラム1個をありがたくいただき、お礼を言ってまた走り出す。遠くに秩父市街地の明かりが見える。
 長い左カーブの上り坂を若手2名が歩いているのが見える。 ここは30歩60歩に切り替える。 長い登り坂をクリアすると(といっても半分は歩きだけど)あとは、市街地に向けて平坦な一本道。 CP5に隊長達が待っているかと思うと、ペースもやや上がる。 

 CP5熊木商店(85.0km)には19:35到着(設定19:53) 苦手なこの区間を2時間30分でクリア出来たのは、上出来
というか、この区間に関しては自己ベスト? ちょっとびっくり。応援者がいるというのは大きいなと実感。
 タイムコールをして、豚汁とご飯をいただく。
 A隊長から「峠を登ってしまえば、あとはずっと下りだから、楽勝だろ?」と言われる(笑)
 思わず「峠下ってからが、大変なんだよ。ここからがきついんだよ・・」と言いながら、ソックスをタビオの薄手5本指に交換。足の裏は今のところきれいなまま。
「このまま、雨が降らなければ肉刺無しでいけるかな?」 とちょっと甘い独り言をいうと、「これから雨がひどくなるんだよ」と現実を突きつけるA隊長。
 応援の一人は、ここから戻るとのこと。A隊長は、正丸峠で応援したあとは、川越まで移動し、温泉に入って仮眠してからゴールで待つという。
 握手をして、健闘を誓い、中ボス正丸峠に向けて、ピットアウト 

 続く
 

Comment

Name - かおる  

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あ~本当にちょこランさんは牛乳が好きv-343なんだな~~(^^ゞ
苦手な区間をいいタイムで走れたなんて、まだまだのびしろ大ありって感じですね。
こんな大変な長距離レースでも途中でカレー食べているなんて、胃腸も好調ってことですよね・・ガス10飲んでると違うのかな~。まとまりなくいろいろ思いながらいつも読んでしまいます(^^ゞ
さらに続編を楽しみに・・・
2013.09.23 Mon 14:21
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Name - ちょこラン  

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かおるさん
はい、白牛乳は大好きです! 仕事に行くとき飲むと、やばいときがありますが、ウルトラの時はなぜか平気です。
ガス10には、頼りっぱなしです.ほかのウルトラランナーさんも愛用者多いですよ。
2013.09.23 Mon 16:13
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Name - kanreki  

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つくづくと大変なレースだと思います。そして、「そんな記憶が欲しくて」走るというのは卓見です。私なら、がけから落ちていると思います。
2013.09.25 Wed 06:08
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Name - ちょこラン  

Title - 

kanrekiさん
33km走って、2000mの山を登って、そこからまたウルトラの距離の90kmというのは、それなりにきつい設定ですが、気持ちさえあればなんとかなるレースと自分では思っています。
2013.09.28 Sat 09:53
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