目指してるのか?サブスリー 酒とジョグとカメラの日々

57歳サラリーマンのマラソン練習と飲酒とカメラの記録

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第14回雁坂峠越え秩父往還143km走 準完走記(後編) 

 CP4を出発する頃には、あたりは薄暗くなってきていた。点滅灯はすでにスイッチを入れていたし、あとは手持ちのハンドライトをいつ点けるかだけ。 小走りを早歩きを繰り返すが、なかなか続けて走ることができない。
当初の設定では、CP5までの17.5kmを3時間弱、キロ10分のペースで進めばいいことになるが、2000mの峠越えをして、走行距離も70km近くなると、それほど楽ではない。
 ひとまず、三峰口駅の先の商店でアイスを食べることを楽しみにして前進する。 三峰口先の商店では、モトチカさんがガリガリ君を食べていた。 自分もガリガリ君と豆乳を買い、隣に腰掛けて少しお話をする。

 故障を抱えていて、それをかばって走っているうちに脚が終わってしまったとのこと。痛みがあると聞いたが、痛み止めは飲んでいるものと思いこんでしまい、ロキソニンを持っているが、使いますかと聞かなかったことが申し訳ない。

 モトチカさんが先にピットアウトしたあと、熱を持ち始めた足裏のケア(といっても、シューズを一度脱いで、足を冷まして?から履き直すだけ)をする。 その間に、ぽつりぽつりとランナーが過ぎていく。 
 下りは走れるが、平地すら走れなくなってくる。焦りと不安が大きくなる。 武州日野駅の手前でモトチカさんと一緒になり、トイレタイム。ピットアウトは自分の方が早かった。 
 秩父市内が近づくにつれ、早歩きのつもりがドナドナ歩きになっていたりする。
 ハンドライトの揺れる灯りが眠気を誘う。 おれって こんなに走れなかった? と情けない思いをしながら前進する。

 CP5(85.0km地点)秩父市熊木商店には、20:13に到着 17.5kmを3時間4分 ペースはキロ10分30秒くらい。
 
 ss-CIMG0358.jpg
 
 到着目標時間は、20:11だったので、いいペースのはずなのだが、走れていないので、この先の正丸峠までの長い登りに不安があるし、なにより疲労が激しい。タイムチェックのあと、思わず歩道に横になってしまう。
 このまま、眠れたら気持ちいいだろうなぁと思うが、ここで止めるわけにはいかない。 足裏に加えて、かかとも熱を持ち始めているので、ソックスを脱いで擦れ防止のクリームを再度塗る。また、トイレで太腿に消炎剤を塗って、出発。
 たまにある下りは走れるが登りは全く駄目。眠気も収まらない。美女の幻覚は出ないけど・・・
 CP5から7kmの道の駅で白牛乳を買い、カフェインの入ったパワージェルを補給。国道に戻り、正丸峠を目指す。正丸トンネル手前の信号を右折し、舗装の峠道にはいる。CP6まであと4km  後方から、規則的な足音が聞こえてくる。追い越していったのはイエローナンバーのOさん 昨年、正丸峠を一緒に越えさせていただいたベテランランナーである。 到底、追いかけられるスピードではなく、力の差を見せつけられた感じ。
 結局、CP6まで歩き通し、14.3kmを3時間13分 キロ13分30秒 到着は、23:26 予定は22:48だったので大幅な遅れとなる。
 ここでは、チャイナドレスにマスクをかぶったカメリアさんからおかゆを作っていただいた。 
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 また、このCPにはさくら道を完走されたご夫婦がエイドスタッフをされていた。
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 心霊スポット?で名高い正丸峠。 皆、一人で越えるのは嫌なのだろう。 
 誰か、一緒に行きませんか?との声。 (*`◇´*)/ ハーイ♪と手を挙げ、数人かたまって登り始める。
 峠が近づくと、ぼんやりと明かりが見え、ライトを降る人影が見える? ん?? こんな夜中に??
 と思いながら近づくと、なんと私設エイド。コーヒーやカルピスがあるとのこと。
 こんな夜中に、こんな場所で応援してくれるなんて(涙) 

 私設エイドを出してくださっていた「SYD」のお二人 ありがとうございました。コーヒー 美味しかったです。
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 到着時間は遅れているが、CP6を午前0時前に通過すれば、制限時間内完走は十分可能と聞いていたので、下りはしっかり走るよう心がける。 峠まではかたまっていたが、いつのまにか単独走になっていた。国道に入ってからもできるだけ走るように努めたが、峠の下りで足を使い切ってしまったようでCP7までの残り約5kmが遠かった。

 CP7(110.2km) 吾野ロックガーデンカフェには01:08 到着 予定より40分遅れだったが、女将さんが喜んで出向かれてくれ、うれしかった。
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 カフェのきれいなトイレをお借りして、用を済ませ消炎剤を塗る。
 食欲はないが、フルーツヨーグルトとオレンジジュースをいただく。
 
 まもなくモトチカさん到着。 だいぶ痛みと疲労が激しいようだが、自分から前進を止める方ではない。
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 スタッフの皆さんにお礼を言って、目指すはCP8 深夜、族車が走る中、ひたすら早歩き&ドナドナ歩き
 東吾野のあたりで、前方に明かり。 近づいていくと、星峰さんのお友達 ジョイナーさん! 
 
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 だいぶつらそうだねと言われ、練習不足と峠の下りで足を使い切りましたと答える。
 「制限時間過ぎても、ゴールするつもりです」と言うと、「結果として時間を過ぎるのは仕方ないけど 最後まで時間内完走を目指さなきゃ。」といわれる。さすが、スパルタスロン完走者と思った。
 すみません。 途中であきらめてしまいました(涙) 美味しいドリンク ごちそうさまでした。
 
 武蔵横手駅の手前までくるとその先の駐輪場のあたりに明かり。
 なんと、正丸峠で私設エイドを出してくださっていた「SYD」のお二人がここでもエイドを出してくれている。
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 飲み物をいただき、CP8まであと2km 頑張って!と励ましていただく。本当にありがたかった。

 CP8(124.6km地点)には03:49 到着 予定よりも1時間20分遅れ 
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 時間内完走のためには残り18.4kmを2時間10分 普段ならどうと言うことの無い距離なのだろうが、いまの状況ではかなり厳しい。 
 一瞬、このままゴールを目指して足のダメージを大きくして、10月の大阪マラソンに向けての練習に差し支えるくらいなら、ここでリタイヤ? と思ったが「えらそうに大阪マラソンに差し支えるって何様のつもり? サブスリー狙えるくらいの練習積んで来てるならまだしも、キロ5分弱で皇居3周がやっとのくせに(笑)」ともう一人の自分。 とにかく前進だ!と気持ちを入れ直して、いくら丼をいただきゴールを目指す。

  八高線の跨線橋を越えるあたりで、足は上がらなくなり、足裏のマメはひどくなるばかり。ソックスは膝下までのXソックス、いわゆるハイソックスなので、ゴミが入るわけはないのだが、親指と人差し指の付け根の間に何かが挟まった感じがし始める。
 どうやら、水ぶくれがひどくなり足裏の皮膚がずれて付け根の間によれてきた模様(>_<) 痛みもひどくなる。肩の力を抜いて笑ってみても 痛いのは痛いんだ

 ちょっとした小石を踏んだりすると、ものすごく痛い。歩道の点字ブロックを踏むとこれまた痛い。車道に降りたいなぁと思うが、事故防止の観点からそれはルール違反。できるだけ踏まないように進むが、歩道の状態によっては、点字ブロックの上を進まざるを得ないときもある。 延々と続く点字ブロックはまるで拷問のよう。
 何か白状したら、許してもらえますか? なんて、お馬鹿なことを思いながら前進する。
 歩いているときは、麻痺して多少はいいのだが、信号待ちで止まったあとの最初の一歩がものすごく痛い。
 でも、信号待ちで止まらないと、身体がきつい・・ どうすりゃいいのよ って状態のうちに 夜が明ける。

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 06:00のタイムアップは残り6kmの関越道高架のあたりで迎えた。あぁ、間に合わなかったよと思ったり、準完走のタイムアップ09:00には間に合うなとホッとしたり、複雑な心境。
 初雁橋を渡り、入間川を越え、月吉陸橋にかかる。 二つめの陸橋は路側帯だけで交通量も増えてきて危ないので、脇道を巻こうとしたら、ちょうどCP8のスタッフが乗った車両が通りかかり「そっちじゃないよー」との声。わかってるよーと思いながら、「オフィシャルコースを通ってないので準完走は認めませーん」なんて言われたら嫌なので、とぼとぼ引き返す(笑) 
 お車の皆さん、申し訳ありません と心の中で詫びつつ、朝の居眠りで突っこんでこないでね、路側帯あっても欄干があるので逃げ場がないんですと思いながら、橋を渡り終える。 心底、ホッとした。
 あとは、連雀町先の交差点を曲がっていけば、もうすぐゴールだな、あ、手持ちのカットバンじゃ、ゴール後のマメの手当に足りないや と妙に冷静になり、コンビニでカットバン大小を調達する。ついでにゴールして飲む缶ビールも(笑) レジ袋持ってゴールは何だかなぁ なので、バックパックにこっそりカットバンと缶ビールを隠す。
 交差点を曲がると、F原さんが手を振っている。近づくと、「どうしたの 飛ばしすぎ?」と声をかけてくれる。
「峠で足を使いすぎて、マメが出来て・・・」とよくわからない説明をウンウンと聞いてくれる。
 ゴールタイムは 07:05  各チェックポイント到着時刻記録表を提出して、隅っこに腰を下ろす。
 モトチカさんが写真を撮ってくれる。 お話を伺うとCP8まであとわずかのところで収容車に収容されたとのこと。モトチカさんも、つらい中、最後まで前進したんだなぁと思う。
 
 CIMG0979.jpg (C)モトチカさん  CIMG0980.jpg (C)モトチカさん  
 CIMG0981.jpg (C)モトチカさん
 
 お風呂は08:00から清掃に入るらしいので、痛む足を引きずりながらフロントでチェックイン。大広間で荷物を受け取り、着替えとカットバンを持ってお風呂に。 湯船でモトチカさんとお話がしているとマメがつぶれていてお湯が沁みるが、こわばりが溶けていくのがわかる。
 掃除の人が入ってきたので、お風呂をあとにして、脱衣所で適当にカットバンを貼る。と言うのも、マメが大きすぎて、カットバンではカバーができないのだ。
 チェックアウトタイムは10:00とのことだった。少し、横になろうかと思ったが1時間半くらいしかないので、広間にいたスタッフの方にお礼を言って、帰路につくことにした。

 3回目の雁坂峠越え秩父往還143km走は、残念な結果となったが、自分からレースを止めなかったことだけは良かったと思う。 一方、練習不足の感は否めない。これまでの貯金では時間内完走は出来ないコースだと言うことをあらためて思い知らされた。 もう一度、練習をし直して、来年は謙虚な気持ちで雁坂峠に挑戦することにしたい。

 スポーツエイドジャパンのスタッフの皆様、私設エイドを出してくださった皆様、応援いただいたブログつながりの皆様、そして、道中お付き合いいただいた モトチカさん初め多くのランナーの皆様  

 本当にありがとうございました。おかげさまで、無事にゴールにたどり着くことができました。心から感謝いたします。  
  
  

Comment

Name - kanreki  

Title - 

つらい戦いですねえ。この前の横浜トライアスロンの10kmですら歩いた私ですからちょこさんはスゴーイx143。ところで「何か白状したら、許してもらえますか? なんて、お馬鹿なことを思いながら前進する」ということは白状すべき内容があることですね?
2011.09.24 Sat 22:30
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Name - 星峰  

Title - 

暑さで豆が出来てしまったんでしょうね・・

先日私も5本指ソックスをはいていて初めて指の間に豆が出来ました。
その時は、下ろしたての靴下が足にあたるな~ぁ・・何か入ってる
見たいと靴下を脱いでみましたが、何にもない・・
お風呂に入って初めて浸みて気がつきましたよ~~

>残り18.4kmを2時間10分 普段ならどうと言うことの無い距離なのだろうが、

分かる~~私もこんな感じの事、経験しましたもの~(^^ゞ

準完走の意味が分からなかったんですが、そうか~こういう意味だったのか~
なかなか洒落た計らいですね。

どんな形にせよ完走は素晴らしいですからね~~
2011.09.24 Sat 22:58
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Name - まさお  

Title - 

いやぁ~、本当にお疲れさまでした。
完走記読ませていただいてしみじみ感じました。
残り6キロだったんですね、タイムアップまで。
悔しく残念な気持ち伝わります。
点字ブロックの拷問も辛かったでしょう。。。経験が無い自分には想像を絶します。
でも無事にゴールしたのですから自分を褒めてあげてくださいね。(^^)
また来年の挑戦、応援していますから!

2011.09.25 Sun 12:53
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Name - cujira  

Title - 

お疲れさまでした。
マメのつらさは先日体験したのでよっく分かります。
それにしても143kmの遠さ、準完走もすごい事ですよね。

そして、kanrekiさんの突っ込みに思わず笑ってしまいました。
2011.09.26 Mon 03:46
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Name - -  

Title - 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.09.26 Mon 04:04
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Name - かおる  

Title - 

おつかれさまでした~。読むたびに、やっぱりちょこランさんは普通じゃない!という思いを強くします。周りにも普通じゃない人がいっぱい!?

で、つっこもうと思ったとこはkanrekiさんと同じ。白状すべきこと(奥さんに?)きっといっぱいあるんだろうな~~~。

と、そんな大変な状態でカットバン、ゴール後のビールを考えて・・そして、しっかり隠してゴール・・なあんてとこも普通じゃなくて?うふっです。
2011.09.26 Mon 14:03
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Name - honey  

Title - 

お豆がプチプチ音を立ててつぶれてた??(-"-)
痛すぎるレポで・・ほんとにお疲れ様でした。
かおるさん曰くのその普通でない人に乾杯しときます(笑)

準完走・・そう言う言い方あるのね~。(関心)
準でも完走はすばらしいことです!えらい!!

次はお豆の出来ないソックスを新調します??
2011.09.27 Tue 11:56
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Name - NEKO  

Title - 

最近TVで極限を越えるようなレースを目にしては、人間の力、冒険、可能性って凄いものがあるなあ~と感心、感動して見てます。
それに匹敵するレースですね。
本当にお疲れさまでした。

ゴール前と後、何かちょこランさんの中で変わるもの、あるのでは?
私ごときでも長~いレース後だと変化を感じますもの・・・
2011.09.27 Tue 13:29
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Name - ちょこラン@こだま  

Title - 

>>kanrekiさん
今回はちょっと油断があったような気がします。
白状すべきことの有無は、白状出来ません?

>>星峰さん
シューズは昨年と同じアディゼロのCS6を使ったのですが、底に通気口が無くなったタイプのせいか、100KM超えると、熱を持つ感じがします。
準完走の前に、リタイヤする人の方が圧倒的多いようです。

>>まさおさん
さくら道のマメも辛かったですが、走れてないだけ今回が辛かった。
でも、自分から止めるとリタイヤ癖がつきそうで、とにかく前進しました。
次回はしっかり走りたいです。

>>cujiraさん
足裏のマメは、辛いですよね。
大阪マラソンまでには治るでしょう(^_^;)
アフター楽しみにしています(^O^)/

>>かおるさん
雁坂や航空公園には変わった人が集まるようですが、自分ではまだまだ普通の人だと思い知らされました。
バックにビールを隠すのは、飲んべで見栄っ張りなだけでーす(^_^;)

>>honeyさん
いろんな意味で痛いレポにお付き合いいただきありがとうございます。
準完走直後は、頑張った!と思っていたのですが、改めて振り返ると悔しさも(-_-;)
来年はソックスも工夫して、完走目指します(^ ^)

>>NEKOさん
長いレースを走っていると、段々素直になって
いろんなことに感謝するようになったりします。
残念ながら、もう、もとに戻ってしまいましたが(-_-;)
でも、走ることが出来たりトライアスロンに挑戦出来るのは素晴らしいですよ(^O^)/







2011.09.27 Tue 19:36
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