目指してるのか?サブスリー 酒とジョグとカメラの日々

57歳サラリーマンのマラソン練習と飲酒とカメラの記録

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第19回秩父往還雁坂峠越え145km走感想記②(CP2~CP5) 

駐車場から道路に出ると霧の中に浮かんだ黄色い橋が見え、幻想的な気持ちになった。

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土砂崩れのあとのある林道を早足でクリアすると勾配のきつい登山道に入る。雨はだんだん強くなる。黒岩尾根の登山道に入るとだんだん勾配がきつくなる。後ろから早そうな人が来たときには脇により道を譲る。道を譲ったときに,トイレの洗面所からくんだ水を飲む。 微妙な味だがまぁこんなもんだろ(笑)

雨具の中で身体が蒸れてくる感じがしてくる。一度、勾配が収まった広いところで雨具を脱ぐ。山梨側からの上りと違って,このルートも巻き道なので微妙に登山道が傾いており,左側がすっぱり切れているところもあり気を抜けない。
徐々に雨脚が強くなり、谷から吹き付ける風も強くなって来た。足を動かしている分にはいいが,呼吸を整えるために足を止めると一気に寒くなる。脱いだばかりだし、足下の悪いところでのウェアの脱着は危険なので、ベンチのあるアセビ峠までは雨具なしで進むことにする。
 先行者を抜いたり,追い抜かれたりしながらなんとかアセビ峠に到着。小屋番の方がかけてくれた看板があるが字を読む余裕がない。雨具を来ていると,後続の白ナンバーの方から「あとどれくらいですか? 半分は来ましたか?」と聞かれる。「丸太橋を渡ると雁坂小屋はもうすぐなはずですけど、渡っていないのでまだまだかなぁ」と答えておく。だんだん左側の谷から吹き上げる風が強くなり,雨具を来ていても寒さを感じるようになる。手袋をしている手も少し感覚がなくなってくる。

 しばらく進むとようやく丸太橋。足下がぬれているので,深呼吸してから橋の真ん中を慎重に渡る。 一つ目、二つ目は手すりがあるので安心だったが、最後の橋は3本の丸太を並べただけだったので,怖かった。 
橋をクリアすると空が開けてくる。平坦な道を抜けるとトイレが見えて,トイレをくぐると雁坂小屋に到着。 小屋の中にはカメリアさんとその妹さん? 温かいおかゆをいただき,記念写真を撮ってもらい,今度は峠を目指す。

去年はこの小屋がCP2だったが,今年は単なるエイドステーション。CP2は稜線を越えた雁坂峠に変更になっている。エイドのスタッフにお礼を言って、小屋の外でビールを冷やしてある沢水とペットボトルの水を入れ替えて,峠を目指す。尾根に出たせいか風が強くなる。

身体は小屋で少し温まったが、あっという間に冷えてくる。水たまりに足を突っ込みながら,ひとりぼっちで稜線の前進を続ける。ようやく見慣れた雁坂峠が見えてくる。CP2にはスタッフの方がたった一人で木の看板につかまりながらナンバーカードと時間をコールしてくれていた。「261 12時32分!」とコール。 いつもなら、通過タイムメモに書き留めるところだが、雨風が強くてペンやメモを取り出せる状態ではない。
スタッフさんにお礼だけ言って、「1232、1232」といいながら,下りに向かう。
下りの途中に雁坂小屋に再び到着するが,混乱を避けるためエイドの利用は上りのみと説明を受けていたので,そのままスルー。
いつもの原生林コースに入ると風が少し収まった感じがする。

 相変わらずの巻き道で,今度は右側がすっぱり切れている。右側をみると怖くて足がすくむし、息が上がるので,とにかく足下だけを見て進む。
 増水した沢、鎖場などを越えてガレ場が過ぎると、道が一部ぬかるみ始める。
大会まえから雨が降り続き、保水力も限界に来ていたのだろう。ランナーの通過で登山道が痛み始めたらしい。
下りではどうしても腰が引けてしまい,重心が後ろにかかっているのでスリップしやすくなる。樺避難小屋に到着する前に、1度尻餅をつく。

どろどろになって、避難小屋に到着。避難小屋の前にはベンチがあり、晴れているときはそこに腰掛けて一休みしていたが、今回は雨模様なので、引き戸を引いて中に入る。
 こんな雨の中、誰もいないだろうと思っていたら、小屋の板の間に寝袋をしいて、本を読んでいる人がいた。 思わず「あ、すみません」と謝ってしまう。冷静に考えれば避難小屋なので誰が入っても構わないのだけれど。
 先客の方からは「いやいや、どうぞ、どうぞ」とおっしゃっていただく。

 ひとまずバックパックを下ろし、ドライタオルを取り出す。 ドライタオルどころか、水がしたたり落ちるくらいぬれている。 引き戸を開けて、外でタオルを絞り小屋の中に戻ってぬれた手や顔を拭く。 バックパックから通過票を取りだし、雁坂峠CP通過時間1232を記入。通過票もじんわり湿っていてインクがにじむ。
 
 登山客の方は、去年も同じ時期に泊まりに来ていたとのこと。去年は仮装のランナーがいたけれど今年はどうなのかな? なんて聞かれる。 えーと、デビルマンとミニーちゃんがいますよなんて答えながら、パワージェルとガスター10、アミノ酸を投入する。
登山客さんからは、コーヒーはどう、お菓子を持って行かないかなどお気遣いいただくが、お気持ちだけとお礼をいって、小屋をあとにする。まだ、下りは2/3くらい残っている。
 
 樺小屋からさきに進むにつれ、登山道がどろどろになってくる。前のランナーが滑って転ぶのが見える。 樹林帯の中の急坂では、できるだけ前に重心をかけたいのだが急斜面となると腰が引けてしまう。
  何度も尻餅をつく。石の上に手をついてしまい、びりびりしびれる。手袋をみると裂けている(>_<)
  軍手にするんだったなぁ と後悔。 去年は使用を自粛した折れた木の杖を使って身体を少しでも支える。 気がつくとハーフパンツだけではなく、雨具まで泥だらけ。
 だいぶ下りてきてはいるが、所々に滑落しそうな難所もあり息を詰めながら下る。 下の方から自動車の音が聞こえてきたときには、ほっとした。もうすぐ、登山道も終わり。難所にかけられた橋を渡ると国道が見えてくる。去年は石段で滑って転倒したので、慎重に階段を下りる。 先に下りたランナーと思わず顔を見合わせて苦笑い。

  先行ランナーさんは、川又のチェックポイントと反対側に歩こうとするので反対ですよ と声をかける。
 ランナーさんからは「泥だらけのシューズを洗うところがないかなと思って・・・」との答え。 うーん、沢水出てるところはあるかもしれませんが、チェックポイントに向かった方が早いかもしれませんよ と答えて走り出す。
 登山道の下りはほとんど歩きだったが、太ももがぱんぱんに張っている感じがする。左足小指が痛む。
何とか我慢して走り続けると橋が見えてくる。 橋を渡ったところにいけのすけプロ。
泥だらけだけれど、ついつい笑ってしまう。
    ss-1316_xlarge.jpg
 

  扇屋山荘CP3には15:16に到着。 ICタグをマシンに接触させるよう指示を受ける。タッチしても反応しない。転倒したときにぶつけたせいか? と思ったが再度タッチで反応。予想外の泥道で時間をとられ、予定より30分遅れ。早くも黄色信号?と思ったが、焦っても仕方がないのでここからのロード区間でどれだけ集中して走るかを考える。

 カレーを食べる前に、山荘の方のご厚意で泥だらけのシューズや手足を洗う。オレンジのシューズは泥に染まったまま。適当なところで切り上げて、テーブルに向かう。

 女将さんとごあいさつ。 今年は胃の調子がいいので普通サイズのカレーとスープをいただく。早々に平らげて、席を空けて土間に座り込んで雨具をしまう。
 女将さんの歓声が聞こえたので、山の方をみると昨年の川の道の応援で大腿骨を骨折してリハビリから復帰したコータローさんがCP3に到着したところだった。大腿骨骨折から1年半で雁坂にチャレンジなんて、筋金入りのヘンタイさんだなぁと思う。

 痛む左足の小指の状態を確認するため、左のシューズと靴下を脱ぐ。洗ったはずなのに指と指の間にびっしりと泥が詰まっている。
 もう一度、裸足で水場に向かい足と靴下を洗う。洗っても洗っても泥水が出てくるので適当なところで切り上げる。ドライタオルで適当に拭いて、絞ったソックスをはき直し、スタッフさんたちにお礼を言って走り出す。
 旧道の入り口の公衆トイレで用を足す。洗面台に向かうと、他の人が手足などを洗ったあとで、泥で汚れている。なんだかなぁ と思いながら自分のタオルで洗面台の泥水を拭き取る。

 旧道は上りなので、焦らず早歩きで進む。何人かのランナーと一緒になって進む。下りになったところでゆっくり走り出す。
 下りだからといって飛ばすとあとに響く。一緒になったランナーはどんどん先に進むが、自分のペースを守る。 
というか、練習不足でペースが上がらない。

 栃本の集落を抜けてダム湖が見えるとアイスエイドと勝手に呼んでいるみやま商店はもうすぐ。
   IMG_4618.jpg   CIMG2909.jpg

いつもならクーリッシュとかをあさるところだが、気温も低いので自販機でグレープフルーツジュースを買って一気のみしながら少しゼリーを投入する。 アイスをたくさん仕入れてくれていただろうおじさんには申し訳ないが、アイスは見送ってコースに戻る。駐車場のトイレでタイツを脱ぐことも考えたが、走り出して間もないのでそのまま進む。
 今回はCP4が大達原バス停から秩父鉄道三峯口に変更になったので5km先 区間も20kmと最長だが、とにかく走ることに集中し、タイツ脱着は大達原バス停のトイレで行うこととする。生コン工場側の公園は今年も彼岸花が満開だった。
先行しているランナーも疲れが見え始めているようで、歩きが入る人もちらほら見える。
例年と比べると何となくランナーが少ないような気がする。雁坂峠クリアに手間取っている間にみんな先に行ったのかなぁなんて思う。
中津渓谷からくる道路とのT字路で立ち止まっているランナーがいたので、右ですよーと声をかけてパス。足が動いて、思ったよりも早く道の駅大滝温泉に着く。
ここではいつも自販機で白牛乳を飲むのを楽しみにしているところなので、まっすぐ自販機に向かう。 だがっ! 白牛乳は売り切れ! 開いている売店を覗いて見ても白牛乳はなかったので、あきらめてイチゴ牛乳を自販機で購入。
イチゴ牛乳を飲みながらスポーツようかんを摂取し、売店のおかあさんに断ってゴミ箱に捨てさせてもらう。 お礼を言いながら、「去年は売店が閉まっていたので次のエイドまで空きパックを手に持って走ったんですよ」というと「じゃあ、今年は去年より速いのね。頑張ってね」なんていわれる。
本当は、去年とコースが変更となり、走ってトンネルを抜けたところをバスで移動したので速いだけなんだけど、説明が難しいので、「ありがとうございます」とだけ答えておく。 外の水道で手と顔を洗ってコースに復帰。
日が暮れかかる中、大達原バス停に到着。まっすぐ、トイレに向かう。幸い、個室が開いていたので、短パンを下ろしタイツを脱ぐ。スティック式の消炎剤を太ももに塗りたくると、ぽろりとスティック部分がとれてしまう。 
あー、3年くらい使ってるからなぁ、ガスター10と一緒に新品購入するんだったと思うが、後の祭り。 陽も落ちてきているので、ハンドライトを取り出し、バックパックに点滅灯を装着し、手首に反射材テープを巻き付けてトイレを出る。ここから三峯口駅までは5km。 気温が低いのでまだ体力は残っている。ペースは上がらないが、歩きは入れずに走り続けられる。このまま走り続ければつぶれるのでは?と不安な気持ちも出てくるが、CP3で予定から30分遅れているので走れるうちは走ろう、集中!集中!と言い聞かせる。歩道のない区間もあるので道路の右側を慎重に進む。カーブでは対向車をやり過ごすなどして事故にだけは気をつけようと思う。
少しずつ民家も見えてきて、歩道が出てきてほっとする。
鉄道の施設構造物も見えてきたので三峯口駅は近い。白川橋を渡って右に入る。 三峯口CP4には18:07に到着。 

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 当初の大達原バス停CP4には17:00+バス時間の予定だった。5km伸びたことで想定を自分の中では17:50くらいとしていたのでバス時間を足せば何とかオンタイムか?と思いながら、先に到着しているランナーを見るとコータローさんがいた。どうやら、大達原バス停トイレでタイツを脱いでいる間にパスされた模様。足の具合はどうか尋ねると、まだ、大丈夫とのこと。
 時間に余裕がないので到着タイムをメモして、エイドの食べ物をいただいて5分くらいでピットアウト。霧雨が降る中、細かいアップダウンのある真っ暗な旧道を進む。動き続けている太ももは、かなり張ってきているがタイツを脱いだのが良かったのか、なんとか走れる。

 あぁ、時間と体力の余裕があれば、コースを戻って荒川水産商店のおばちゃんのところで白牛乳とアイスを買うのになぁ なんて思いながら走っているうちに、旧道から元の道に戻る。 網、荒川水産商店にはいけません。 アイスをたくさん仕入れてくれていたおばちゃん ごめんなさい。

 陽が落ちたあとの走りは足下が見えない上に、景色もわからず、進んでいるのかいないのか、距離感が喪失してしまう。この大会に参加して8回目だが、このCP4からCP5の区間が一番苦手に感じる。ただ、今回は気温も低く、胃もやられていないので、足が動くのが幸い。 集中力も切れていない。
 この区間をこんな調子で走ることができているのは初めてかな なんて思う。
 そういえば、CP5の前にウェルシアって大きなドラッグストアがあったよなぁ 消炎剤買おうかな でも 時間に余裕がないしなぁ なんて思っているとコンビニが見えてくる。どうする、入る? なんて自問自答。 
 コンビニはCP5を越えてからのサンクスにしようよ、走れ!走れ!と言い聞かせる。

 前方に黒い壁のような森が見えてくる。コインランドリーがあればそこから左に向かう長い上りのはず。上りになったら歩いていいのがマイルール。ただし、早歩きだけどね。長い上りを早歩きで登る。 平坦路は仕方ないので走る。

 結局、ウェルシアもスルーして、踏切を渡ったり、信号待ちの時にしゃがみ込んで太ももを伸ばしたりしているうちにCP5 旧熊木商店に到着。  到着時間は19:37 当初予定は19:45+バス時間だったので、オンタイムに戻したことになる。

 やったじゃん、おれ! と 独り言を言いながら、スイカをいただく。 トイレを借りてここも5分くらいでピットアウト。 さぁ、次は正丸峠 

Comment

Name - かおる  

Title - 

霧の中の橋、本当に幻想的な景色・・ステキな写真。そして、泥だらけでもやっぱり楽しそうなちょこランさんの笑顔にこちらの顔もゆるんでしまいます(*'▽')

暑くても寒くても風が強くても雨が降っても、何でもなくても?厳しいコースを進む中で、そんな笑顔になれて、そんな笑顔の写真を撮ってもらえるなんてサイコーですね。

今年は牛乳は飲めるかな・・・アウト!だったかとか、楽しんで読み進めてしまう。苦手な区間を楽に?うまく?走れたという収穫もレベルが違うながらも嬉しかっただろうな・・とか。

まだまだ先がありますね。楽しみにしています。
2016.10.17 Mon 14:39
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Name - NEKO  

Title - 

かおるさん同様、ホント!いい笑顔。
不思議さんですね~(笑)
今までのレースで雨が降らなかったことありますか?
登山教室の講習会で「山は天気でも雨が降るので必ず雨具の用意を!」と。

重たいバックパックを背負って登山するだけでも大変なのに凄いですね~
ワイン持参で先導してくれたちょこランさん、何も知らずに乾杯してたのが恥ずかしいぐらいです。
2016.10.17 Mon 17:42
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Name - 星峰  

Title - 

幻想的で良かった・・また幻を見たのかと思っちゃった~(笑)
それにしても読んでると自分だったら転げ落ちてるのでは
0ないかと思うようなコースですね。
やはりキ印な大会だ~~(笑)

今回は大好きな牛乳は求められなかったのかな?
それにしても笑顔素敵~~(^^)v
2016.10.24 Mon 19:22
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Name - ちょこらん  

Title - 

>かおるさん
何回走ってもきついことの多い大会なんですけど、ここでしか出会えない景色や仲間がいるので、笑顔になってしまいます。
そして毎回新しい発見があるんですよね。
続きはもう少しお待ちくださいm(_ _)m
2016.10.26 Wed 08:13
Edit | Reply |  

Name - ちょこらん  

Title - 

>NEKOさん
雨に当たったのは3回くらいかな?
富士山を綺麗に見ることができた回もありました。
そう、山は甘く見てはいけないということを痛感した大会でした。説明会ではしっかりした雨具をと言われていますが、薄着や肌を露出して体を冷やした選手もいたようです。
コースも荒らしてしまい、課題を残す回にもなりました。
2016.10.26 Wed 08:18
Edit | Reply |  

Name - ちょこらん  

Title - 

>星峰さん
さすがにスタートして4時間でしたので幻覚は無しでした。
ほんと、変わった人が多くて困りますね(笑)
牛乳の本数は過去最少でした。
2016.10.26 Wed 08:21
Edit | Reply |  

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